ゴエンナーレ・スイッチプロジェクト
景色を描くこと。
ある人は絵画で、ある人は文章で。音楽だったりダンスだったり表現はいろいろありますが、最も短い表現「俳句」には鑑賞する人の数だけの解釈があり、作り手が思ってもみない解釈に出会うことも度々です。
たった17音の言葉がいかに豊かで自由なのか….受け手の感性で如何様にも変わっていく俳句の世界。面白さはそんなところにありました。11/3の文化の日、足助deハイクスールというアートイベントを通じて、是非俳句やことばの面白さを体感してみてください。
会場は足助高校。
香嵐渓の自然豊かな学び舎です。
大人の皆様には懐かしの10代を思い出して存分に楽しんでいただけたらと思います。
紅葉で有名な香嵐渓。
重要伝統的建造物群保存地区の古い町並み。
春先は中馬のおひなさんで可愛らしく、夏はたんころりんが並ぶ風情、秋は鉄砲が鳴り響く中お囃子と共に山車が行き、冬は雪を背負った林が続く。山間らしい豊かな動植物も同居して、どれもこれも味わい深い足助の景色。
さてさてあなたはどんな足助をご存知ですか?あなただけの足助はどんな足助ですか?
いつもの景色もちょっと見方を変えるだけで、あなただけのオリジナルな風景が見えて来る。さぁ、俳句を詠んで自分の中にある発見スイッチをON!しましょう。
たとえうまく詠めなくても、別の誰かの視点を知ることで気付かなかった見方に出会える俳句。
見方を変えてみる。
これってもしかしたら、目の前にあるどうしようもないことをも変えられるスゴ技かもしれませんね。
俳句ってアートなの?
目の前の情景を見たままに、あるいは感じたままにたった17文字で表現する。その視点や言葉選びに、アーティストの創造にとても近いものを感じています。そしてその選ばれた言葉から生まれた世界に、私たちは想像力を掻き立てられたり心を動かされたります。まさに俳句がアーティストと鑑賞者の間にある作品のように思える時があるのです。
単なる言葉遊びにとどまらない、日々を豊かに彩る俳句。そんな俳句に数多く出会えたらと思います。
足助deハイクスールは、誰の中にもあるアートなスイッチをONするプロジェクト:
「ゴエンナーレ・スイッチプロジェクト」のひとつです。
2017年度は「俳句」でアート心をONします。
・・・足助ゴエンナーレ(2014〜2016年に開催されたアートイベント)で芽生えた足助とアートの関係がさらに豊かなものになりますように・・・
足助deハイクスールはとよたデカスプロジェクトの採択事業です。